三菱ケミカルグループ(4188)の決算分析|減益でも配当は維持?今後の展望に注目!

2025年6月

三菱ケミカルグループ(4188)を1株購入


🗓 購入日:2025年6月5日
📌 銘柄:三菱ケミカルグループ(4188)
💰 購入価格:1株 669円

💵 年間予想配当:1株あたり32円
💰 年間配当合計:32円×8=256円(8株)
🎁 株主優待:なし
🗓 権利確定月:3月、9月
📉 配当利回り:4.24%

セクター:化学
景気影響:景気敏感

2025年3月期 本決算まとめ

売上・利益のポイント


売上収益:4兆4,074億円(前年比 +0.5%)
コア営業利益:2,984億円(同 +43.4%)
営業利益:1,967億円(同 △24.9%)
親会社帰属当期利益:450億円(同 △62.4%)
1株利益(EPS):31.64円(前年84.07円)

売上とコア営業利益は前年を上回りましたが、営業利益と最終利益は大きく減少しました。
特に親会社帰属当期利益は6割以上の減少となり、厳しい結果です。


💡 営業利益とコア営業利益

区分内容
営業利益本業の利益だけど、一時的な損益も含む工場の売却損や訴訟費用なども入る
コア営業利益一時的な特殊要因を除いた本業の利益工場売却や災害被害などを除いて計算



配当のポイント


年間配当:32円(前年と同じ)

中間16円、期末16円を維持しました。
減益にもかかわらず、配当は据え置きとなっており、株主還元の姿勢は継続されています。

財務のポイント


総資産:5兆8,946億円(前期末比 △3.5%)
自己資本比率:29.5%(前年28.9%から微増)

子会社売却や借入金返済などにより資産は減少しましたが、自己資本比率は改善しています。

今後の見通し(2026年3月期予想)


売上収益
:3兆7,400億円(同 △15.2%)※ファーマ事業除く
コア営業利益:2,650億円(同 △11.2%)
親会社帰属当期利益:1,450億円(同 +222.1%)
EPS予想:101.88円

ファーマ事業を非継続扱いとした影響で、売上は減少見込みですが、最終利益は大幅な回復を予想しています。
炭素事業の黒字化や構造改革効果に期待がかかります。

三菱ケミカルグループのまとめ


2025年3月期は、コア営業利益が大きく伸びたものの、営業利益と最終利益は前年を大きく下回る結果となりました。
特にEPSが31円台まで落ち込んだ点はインパクトが大きいです。

それでも、年間配当32円を維持するなど、安定した株主還元姿勢は変わっていません。
財務面では総資産の縮小があった一方、自己資本比率は改善しており、地盤の強さも見て取れます。

来期は、構造改革が実を結び、最終利益の大幅な回復が見込まれています。
減益決算にショックを受ける投資家も多いかもしれませんが、「本当の勝負はこれから」と考えるのが良さそうです。


🔗 関連記事はこちら👇
三菱ケミカルグループ 売上堅調・配当維持!決算まとめ
👉https://40obasan-invest.com/mitsubishi-chemical-4/

コメント

タイトルとURLをコピーしました