レンゴーの中期ビジョン「Vision120」とは?売上1.2兆円を目指す5カ年戦略

2025年5月

レンゴー(3941)を1株購入


🗓 購入日:2025年5月22日
📌 銘柄:レンゴー(3941)
💰 購入価格:1株 731円

💵 年間予想配当:1株あたり30円
💰 年間配当合計:30円(1株)×3株=90円
🎁 株主優待:なし
🗓 権利確定月:3月、9月
📉 配当利回り:4.11%

セクター:パルプ・紙
景気影響:景気敏感

レンゴーの「Vision120」とは?


2025年度から2030年3月期までの5カ年計画として発表されたのが、中期ビジョン「Vision120」です。創業120周年の節目を迎える2030年に向けて、企業価値の向上と社会課題の解決の両立を目指すものです。

レンゴーの財務目標は明確です。

  • 売上高:1兆2,000億円
  • 営業利益:700億円
  • 経常利益:720億円
  • EBITDA:1,350億円
  • ROE:8.5%
  • D/Eレシオ:0.7倍

💡 レンゴーのサイトにはとってもわかりやすい資料が載っていますので、ぜひご覧ください。
  https://www.rengo.co.jp/financial/vision.html

セグメント別目標


Vision120では、6つのコア事業を軸にした「ヘキサゴン経営」を展開します。各セグメントの2030年目標は次の通りです。

セグメント売上高営業利益
板紙・紙加工(段ボール・紙器など)5,900億円360億円
軟包装(フィルム・ラベル)2,100億円120億円
重包装(米袋など)560億円30億円
海外3,000億円160億円
その他(運送・包装システム)440億円30億円


💡 柱となるのはやはり段ボールや紙器を扱う「板紙・紙加工関連事業」で、売上と利益の両面で全体をけん引しています。


新たな取組


このビジョンで注目すべきは、派手な技術ではありません。たとえば段ボール原紙にRFIDを導入して物流効率を上げる、あるいは製紙工程からバイオエタノールを作るといった、地道ながらも確実に社会的インパクトを持つ取組が並びます。

また、GHG排出量を2013年度比で46%削減水使用量22%削減廃棄物有効利用率99%以上という環境目標も掲げており、サステナビリティ投資にもしっかり予算を割いています。

レンゴーは「包装」を物流と生活のインフラとして位置づけています。単なるモノを包むだけでなく、人と社会、そして環境を包む存在であろうという意思が、全体に貫かれています。

ESG・DEIといったキーワードも押さえつつ、「多様な人が働きやすい環境を整える」「重大な労働災害ゼロ」「女性採用比率30%以上」など、定量目標を明示している点も特徴的です。

レンゴーのまとめ


Vision120は、一見すると地味な業界が掲げる戦略ですが、その中には確かな野心と社会的意義が詰まっていました。段ボールはただの箱ではなく、時代とともに進化していくモノなのかもしれません。

この5年間、私たちの暮らしにある「当たり前」が、静かに、でも確実に変わっていくのかも。今後のレンゴーに注目です。


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