オリックス決算まとめ|多角経営と安定財務が武器

2025年5月

オリックス(8591)を1株購入

🗓 購入日:2025年5月13日
📌 銘柄:オリックス(8591)
💰 購入価格:1株2,931円

💵 予想配当:1株あたり120.01円
💰 配当合計:98.6円×3株=360.03円
🎁 株主優待:なし
🗓 権利確定月:3月、9月
📉 配当利回り:4.04%

セクター:その他金融業
景気影響:ディフェンシブ

オリックス(8591)2025年3月期 本決算まとめ


売上収益:2兆8,748億円(前年同期比 +2.1%)
営業利益:3,318億円(▲8.0%)
税引前当期純利益:4,805億円(+2.2%)
親会社株主に帰属する当期純利益:3,516億円(+1.6%)

💡 営業利益は一時的な減益ながら、持分法投資益や投資先の売却益がカバー。純利益はしっかり増加し、増配も実現!中長期の安定成長が続く構えです。

セグメント別のまとめ


法人営業・メンテナンスリース
セグメント利益:903億円(+9%)
オペリースと投資売却益が業績をけん引。

不動産
セグメント利益:705億円(+5%)
賃貸・管理やアセットマネジメントが堅調。

事業投資・コンセッション
セグメント利益:989億円(+125%)
M&Aと投資先売却による収益貢献が大きい。

環境エネルギー
セグメント利益:▲49億円(赤字転落)
評価損・コスト増・持分法利益の減少が影響。

保険
セグメント利益:744億円(+5%)
安定した収益で着実に利益を確保。

銀行・クレジット
セグメント利益:293億円(▲70%)
オリックスクレジット株式譲渡の反動で大幅減。

輸送機器
セグメント利益:674億円(+52%)
航空機投資関連が業績に貢献。

ORIX USA
セグメント利益:399億円(+43%)
投資回収が進み、収益性が向上。

ORIX Europe
セグメント利益:443億円(+7%)
アセットマネジメント事業が安定的に推移。

アジア・豪州
セグメント利益:344億円(▲27%)
中国圏での評価損・配当減が響いた。


💡 オリックスは他の日本企業と比べて群を抜いてセグメントが多い(全10分野)のが特長。金融から不動産、エネルギー、保険、海外事業まで幅広く展開し、今年度もその強みが発揮された一年に。事業投資・輸送機器・ORIX USAなどが大幅増益を支え、一部セグメントの赤字を全体でカバーできる構造的な強さが際立ちました。

配当のまとめ


年間配当:120.01円(前期比 +21.41円)
配当性向:39.0%
来期予想:120.01円(据え置き予定)
※業績次第では132.13円となる可能性あり(純利益3,800億円達成時)

💡オリックスは、業績連動型での安定かつ継続的な配当を明言。次期も「120.01円以上」が基本線で、純利益が予想通りの3,800億円に達すれば、配当は132.13円となる見通し。今後も高水準の株主還元に期待できます!

キャッシュフローのまとめ


営業CF:1,300億円(+4.6%)
投資CF:▲1,310億円(▲4.6%)
財務CF:+149億円(+276.5%)
現金残高:1,322億円(+11.6%)

💡営業キャッシュフローは安定してプラスを維持しつつ、投資キャッシュフローの流出は前年より縮小。財務CFは自己株取得をこなしながらもプラス転換。資金の流れは良好で、現金等は前年比で136億円増と盤石な財務体質をキープしています。

オリックスのまとめ


・純利益は+1.6%増、売上も2兆8,748億円で増収
・事業投資・輸送機器・海外部門が大幅増益をけん引
・環境エネルギー・アジア豪州は赤字・減益で苦戦
・年間配当は120.01円に増配、来期も増配の可能性あり!

セグメント数は10と他社を圧倒し、分散とバランスに優れた多角経営が強み。営業CFは安定、財務CFは黒字転換、現金残高も積み上がり、配当原資も潤沢。株主還元を重視しながらも成長投資を継続する、持続性ある優良企業です。

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