JT（日本たばこ産業）の決算まとめ配当194円も維持へ

日本たばこ産業（3050）を1株購入
日本たばこ産業（2914） 2025年12月期第1四半期決算まとめ
JTのまとめ

日本たばこ産業（3050）を1株購入

🗓 購入日：2025年5月19日
📌 銘柄：日本たばこ産業（2914）
💰 購入価格：1株4,455円

💵 年間予想配当：1株あたり194円（2025年）
💰 年間配当合計：194円 × 2株＝ 388円（合計）
🎁 株主優待：なし
🗓 権利確定月：6月・12月
📉 配当利回り：4.35％

セクター：食料品
景気影響：ディフェンシブ株

日本たばこ産業（2914） 2025年12月期第1四半期決算まとめ

売上高
826,981百万円（+11.7%）

営業利益
248,758百万円（+15.3%）

税引前利益
226,069百万円（+12.3%）

親会社株主に帰属する四半期利益
158,226百万円（+0.3%）

四半期包括利益
189,516百万円（▲44.1%）

💡 売上と利益は総じて好調。たばこ事業の海外成長が寄与し、調整後営業利益は二桁増。四半期包括利益は為替差の影響で大幅減となりましたが、実力値としての収益性は高く保たれています。

セグメント別のまとめ

たばこ事業
売上高：764,807百万円（+11.7%）
営業利益：231,883百万円（+15.3%）

医薬事業
売上高：25,388百万円（+8.0%）
営業利益：3,842百万円（+5.0%）

加工食品事業
売上高：36,468百万円（+10.1%）
営業利益：2,021百万円（+1.0%）

💡 EMA（ロシアや中東など）の販売が急伸。日本国内の需要は微減傾向ながら、海外の伸びがそれを大きく上回っています。医薬・食品も緩やかにプラス成長。

配当のまとめ

年間配当予想（2025年12月期）：194円（前期比：据え置き±0円）
配当性向（予想）：43.1％
来期の配当予想（2026年12月期）：未定

💡 今期の配当は前年と同額の194円を維持。業績好調と財務の安定性を背景に、高い配当性向で株主還元を続けています。来期配当は未発表ですが、EPSが253円台と高水準になる見通しのため、増配余地は十分にあります。

キャッシュフローのまとめ

営業CF：▲66億円（前年は +618億円）
投資CF：▲811億円（前年は ▲277億円）
財務CF：▲1,801億円（前年は ▲3,412億円）
現金残高：8,094億円（前年比 +5.5%）

💡 営業CFは前年プラス618億円からマイナス66億円へ。たばこ税支払いなど一時的な要因で赤字化しました。
投資CFは、前年の277億円に比べて大幅に増加。M&A後の支出や定期預金の預入が主因です。
財務CFは、配当や借入返済を続けながらも前年より支出を圧縮し、現金残高はしっかり増加しています。

JTのまとめ

・たばこ事業が海外中心に好調、売上・営業利益ともに2ケタ成長
・為替影響を除いた調整後営業利益は＋20.8％と力強い伸び
・医薬と食品も微増で、全体として安定した多角化経営を維持
・年間配当は194円で据え置き、配当性向は43.1％と高水準
・キャッシュは8,000億円台をキープ、財務CFの赤字幅も縮小

ロシアや中東などEMA地域の強さが目立ち、たばこ依存への懸念を跳ね返す内容に。医薬事業の譲渡方針もあり、今後は事業構造の再編と高収益体質の持続が焦点となります。