エステー決算｜ペットケア好調で純利益3倍

エステー（4951）を1株購入

🗓 購入日：2025年5月21日
📌 銘柄：エステー（4951）
💰 購入価格：1株 1,496円 × 1株＝1,496円

💵 年間予想配当：1株あたり44円
💰 年間配当合計：44円（1株）
🎁 株主優待：なし
🗓 権利確定月：3月、9月
📉 配当利回り：2.92％

セクター：化学
景気影響：景気敏感

売上高
48,114百万円（+8.2%）

営業利益
1,544百万円（+15.1%）

経常利益
1,970百万円（+2.1%）

親会社株主に帰属する当期純利益
3,259百万円（+155.7%）

包括利益
3,141百万円（+75.6%）

💡 ペットケア事業の急成長が全体をけん引し、純利益は前年比で3倍超。花王から譲り受けた「ニャンとも清潔トイレ」事業が収益に大きく貢献。販売費やのれん償却費の増加があったものの、営業利益は2桁増となりました。

エアケア（消臭芳香剤）
売上高：21,109百万円（+4.2%）

ペットケア（猫用トイレ用品）
売上高：3,596百万円（前期比：1,000％超、比較対象外）

衣類ケア（防虫剤）
売上高：6,834百万円（▲4.3%）

ホームケア（フードケア・クリーナー他）
売上高：4,330百万円（+4.3%）

湿気ケア（除湿剤）
売上高：2,763百万円（▲4.1%）

サーモケア（カイロ）
売上高：4,095百万円（▲3.0%）

ハンドケア（手袋）
売上高：5,384百万円（▲4.8%）

💡 伸びが著しかったのはペットケア事業。花王から譲り受けたトイレ用品が業績を押し上げ、単体で7.5％の売上構成比を占めるまでに拡大。エアケアも高付加価値製品が伸びる一方で、防虫剤やカイロ、除湿剤などは軒並み減少。

年間配当実績（2025年3月期）：44円（前期比 +2円）
配当性向（実績）：28.6％
来期の配当予想（2026年3月期）：44円（据え置き）

💡 業績好調を背景に2円の増配を実施。配当性向は30％未満とまだ余力があり、今後も安定配当を維持する方針。次期も44円を維持予定で、利回り重視の投資家にとっては堅実な選択肢。

営業CF：+3,295百万円（前年 +1,644百万円）
投資CF：▲4,785百万円（前年 ▲981百万円）
財務CF：▲2,419百万円（前年 ▲1,164百万円）
現金残高：9,885百万円（前年：13,576百万円／▲3,691百万円）

💡 営業CFは倍増と力強く、特に税引前利益・減価償却・債務増加が寄与。一方、花王からのペット事業取得により投資CFは大幅マイナス。財務CFも配当や借入返済で支出が拡大し、結果的に現金残高はやや減少。

・売上・営業利益ともに堅調、特にペットケア事業が急成長
・一時的な利益も重なり、純利益は前年比で3倍超
・衣類・湿気・サーモケアは減少も、全体では成長を維持
・年間配当は44円に増配、配当性向28.6％と余力あり
・キャッシュ残高は減少も、投資戦略が明確な前向きの内容

中期経営計画「SMILE 2027」に沿った成長戦略が着実に進行中。消臭・ウェルネス領域を主軸に、若年層へのリーチや新製品開発も強化しており、ディフェンシブ性に成長の芽を加え、安定＋攻めのハイブリッド企業として注目です。