ENEOSホールディングス(5020)を1株購入!
🗓 購入日:2025年5月15日
📌 銘柄:ENEOSホールディングス(5020)
💰 購入価格:1株 676円
💵 予想配当:1株あたり30円
💰 配当合計:30円×8=240円(8株)
🎁 株主優待:なし
🗓 権利確定月:3月、9月
📉 配当利回り:4.40%
セクター:石油石炭製品
景気影響:景気敏感
ENEOSホールディングス(5020)2025年3月期 本決算まとめ
売上高:12兆3,225億円(前年同期比 ▲0.2%)
営業利益:1,061億円(▲72.2%)
税引前利益:882億円(▲76.0%)
親会社株主に帰属する当期純利益:2,261億円(▲21.5%)
💡 営業利益・税引前利益ともに大きく減少し、最終利益も前期比でしっかり落ち込みました。JX金属の上場による売却益で非継続事業からの利益は増えたものの、本業の減益幅をカバーしきるほどではありませんでした。それでも、年間配当はしっかり増配しており、株主還元の姿勢は崩していない点は注目できます。
セグメント別のまとめ
石油製品ほか
売上高:10兆9,797億円(▲0.8%)
営業損失:507億円(赤字転落)
在庫影響を除いた営業利益:69億円(▲1,832億円)
→ 国内需要減少・輸出数量減少、統合のれん減損も影響。在庫評価の損失が重くのしかかった。
石油・天然ガス開発
売上高:2,428億円(+18.5%)
営業利益:874億円(▲41億円)
→ タングープロジェクトの増産で売上は増加も、減価償却や費用増で利益は微減。
機能材
売上高:3,470億円(+13.1%)
営業利益:177億円(+105億円)
→ 合成ゴム・高機能材が過去最高販売。特に電池用バインダー分野での開発加速が追い風。
電気
売上高:3,199億円(+19.9%)
営業利益:210億円(+274億円)
→ 五井火力・蓄電池事業・VPP参入などが寄与。前年の減損損失反転も追い風。
再生可能エネルギー
売上高:440億円(+5.3%)
営業損失:169億円(▲51億円)
→ 太陽光や風力は増加するも、減損損失が重く赤字拡大。
その他(NIPPOなど)
売上高:5,025億円(+2.1%)
営業利益:504億円(▲8億円)
→ 建設分野はコスト増と労働需給逼迫で苦戦しつつも、一定の利益を確保。
💡 ENEOSの事業は、石油やガスをはじめ、再生可能エネルギー、素材、電力、小売、建設まで幅広く展開しており、さまざまな分野に分散することでリスクを抑える構造になっています。今期は特に、機能材と電気部門が成長をけん引し、全体の業績を支える役割を果たしました。
配当のまとめ
年間配当:26円(前期比 +4円)
配当性向(連結):32.5%
来期予想:30円(中間15円+期末15円)
※配当性向予想:43.6%
💡 ENEOSは安定的な増配を継続中。来期は一段と踏み込んで年間30円へ。金属事業を切り離したあとも、キャッシュリッチで高水準の株主還元をキープ!
キャッシュフローのまとめ
営業CF:5,768億円(前年同期比 ▲43.0%)
投資CF:1,308億円(前年▲2,410億円)
財務CF:▲6,304億円(前年▲約2,994億円)
現金残高:8,466億円(前年 +9.1%)
💡 営業キャッシュフローは前年から43%減少しましたが、投資キャッシュフローはJX金属株式の売却などにより大きく改善しています。財務キャッシュフローは自己株式の取得や借入金の返済などの影響で悪化しましたが、現金残高は前年より約700億円増加し、9.1%のプラスとなりました。資金繰りの面では、引き続き安定した状態が維持されています。
ENEOSのまとめ
・売上はほぼ横ばい、営業利益は在庫影響や減損で大幅減益
・JX金属分離で非継続事業から巨額利益を計上
・成長領域(電気・機能材)が利益を押し上げ
・年間配当は26円に増配、来期は30円予想
・キャッシュは潤沢で、株主還元余力は十分
脱炭素を見据えた構造改革が着実に進行中。セグメントをまたいでの「エネルギートランジション」戦略が、ENEOSの次の10年を左右するカギになりそうです。
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