DCMグループに!静岡発の老舗「エンチョー」を完全子会社化へ!

2025年5月

DCMホールディングス(3050)を1株購入


🗓 購入日:2025年5月16日
📌 銘柄:DCMホールディングス(3050)
💰 購入価格:1株1,325円

💵 年間予想配当:1株あたり46円(2026年予想)
💰 年間配当合計:46円 × 9株 = 414円(合計)
🎁 株主優待:株主買物優待割引券(100株以上保有で500円分)
🗓 権利確定月:2月・8月
📉 配当利回り:3.48%

セクター:小売業
景気影響:ディフェンシブ株

エンチョーを完全子会社化へ!静岡発の老舗がDCMグループに


2025年5月9日、DCMホールディングスと静岡のホームセンター「エンチョー」は、株式交換による経営統合を発表しました。

株式交換でDCMが完全親会社に


今回の経営統合では、エンチョー1株に対してDCMHD株0.85株を割り当てる形で株式交換が行われます。この手続きにより、DCMホールディングスはエンチョーを完全子会社化。
発行予定のDCM株式は約581万株にのぼります。

エンチョーの上場廃止は2025年8月28日予定で、最終売買日は8月27日。株主にとっては注意が必要です。

エンチョーはどんな会社?


エンチョーは1939年に静岡県富士市で創業。もともとは遠藤材木店として始まり、1975年に現在の社名に変更しました。
主力のホームセンター「ジャンボエンチョー」や「ホームアシスト」に加え、アウトドア専門店「SWEN」、ペット用品の「Zoo Square」、インテリア雑貨の「casa」など、幅広い業態を展開。
静岡県を中心に愛知・神奈川などにも店舗を持ち、現在はグループ全体で57店舗を運営しています。
また、DIY文化の普及にも力を入れており、テレビ番組制作やアドバイザーの育成など、地域密着型の姿勢が強みです。

エンチョーの業績と今の状況


2025年3月期の業績は、売上高332億円に対して営業利益1.2億円。
ですが経常損失が0.55億円、最終損失も0.48億円と赤字決算になりました。

売上はある程度キープしているものの、収益構造に重たいコストがのしかかっている印象。原材料高や人件費、物流費など、業界全体の逆風が影響しているのは間違いなさそうです。
とはいえ、売上が300億円を超える地場企業はそう多くありません。ブランド力や店舗網の価値は依然として高く、DCMが経営統合を選んだのも納得の流れといえます。


💡今回の統合により、DCMは中部地方での基盤をさらに強化。エンチョーが築いてきた地場密着型のノウハウと、DCMのスケールメリットを掛け合わせることで、店舗展開やオペレーションの精度向上が期待されます。

経営統合の背景と狙い


エンチョーは1939年創業の老舗。静岡を中心に57店舗を展開しており、地域密着型の店舗運営に定評があります。しかし近年では、原材料や物流コストの上昇、販売競争の激化により、単独での経営が難しい局面に差し掛かっていました。

そこで、調達力や物流網に強みを持つDCMに打診。昨年12月の意向表明を経て、今年2月には正式協議に入り、今回の決議に至りました。

統合後は、以下のようなシナジーが見込まれています。

▶ 共通商品の導入による仕入れコスト削減
▶ DCMブランドのPB商品拡大による販売促進
▶ 店舗や本部機能の合理化
▶ 人材の流動化による運営力の強化
▶ システムと物流網の再構築による効率化

💡こうした取り組みで、コストの引き締めとサービスの質の向上を同時に進めながら、店舗運営の柔軟性とグループ全体の競争力を底上げしていく狙いです。

DCMのまとめ


・ エンチョーは静岡地盤の老舗ホームセンターで、株式交換でDCMの完全子会社に
・ 物流・システム統合や人材交流など、多方面のシナジーを期待
・ 中部エリアの地盤強化と経営効率化を同時に狙う戦略

地域の信頼を集めてきたエンチョーが、DCMグループの一員として新たなスタートを切ります。スケールメリットによる効率化と、地場企業の強みをどう融合させていくかがカギ。再編が進むホームセンター業界の中で、この統合がどんな相乗効果を生むのか、今後の展開が注目されます。

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