4月の相場急落が教えてくれたこと
2025年4月、株式市場は突然の大きな下落に見舞われました。
多くの銘柄が急落し、私のポートフォリオも大きな影響を受けました。
それまで順調に推移していた銘柄も含み益が消え、一部は含み損に転じる事態となりました。
正直、焦りもありましたが、この経験を通じて改めて実感したことがあります。
それは「ディフェンシブ銘柄の重要性」です。
この出来事をきっかけに、今後の投資方針を見直すことにしました。
株には3つのタイプがあります
ディフェンシブ株
景気の影響を受けにくく、安定した業績が期待できる銘柄です。
電力、医薬品、通信、食品など、人々の生活に欠かせないサービスを提供する企業が中心となります。
相場が下落しても比較的値持ちが良く、配当も安定しているため、長期保有に向いているのが特徴です。
景気敏感株
景気の波に大きく左右される銘柄です。
自動車、商社、海運、鉄鋼などが代表的で、景気が良ければ大きく上昇しますが、悪化すると大きく下落するリスクもあります。
中立株
ディフェンシブ株と景気敏感株の中間に位置する銘柄です。
商業施設、日用品、インフラ関連などがこれに該当し、比較的安定しつつも成長も期待できるのが特徴です。
私の場合は、ETFも中立株としています。
ディフェンシブ銘柄の魅力と優先する理由
ディフェンシブ銘柄は、投資における「守り」を担う存在です。
この守りが、投資を長く続けるうえで非常に大きな意味を持ちます。
2025年4月のように相場が急落した場面では、景気敏感株は真っ先に売られ、株価は大きく下がりました。
一方、ディフェンシブ銘柄は生活必需品やインフラといった安定したビジネスを行っているため、売られにくく、値下がりも比較的穏やかでした。
たとえば、電力会社は景気に関係なく電気を供給し続けます。
医薬品会社も、人々の健康を支える薬が常に必要とされるため、業績が大きく落ち込むことは考えにくいです。
このように、ディフェンシブ銘柄は
・株価が比較的安定している
・安定した配当が期待できる
・下落相場でもダメージが小さい
という特徴があります。
精神的な安心感も大きなメリット
ディフェンシブ銘柄を持っていると、相場が荒れているときでも落ち着いていられるのも大きな魅力です。
景気敏感株だけのポートフォリオでは、下落時に不安になり、つい売ってしまいたくなることがあります。
しかし、ディフェンシブ銘柄がしっかり組み込まれていれば、「この部分は安定しているから大丈夫」と考えることができ、冷静に状況を見守る余裕が生まれます。
実際、4月の暴落時にも、ディフェンシブ銘柄は私のポートフォリオ全体を支えてくれました。
大きな値崩れもなく、「この銘柄は持ち続けよう」と思わせてくれる存在でした。
複数の候補があるときはディフェンシブを優先する
こうした経験から、私は複数の銘柄が欲しい場面では、まずディフェンシブ銘柄から優先的に購入するようにしています。
守りを固めることで、次に来るかもしれない相場の急落にも落ち着いて対応できるからです。
景気敏感株や中立株は、あとでも買うチャンスが十分にあると考えています。
まずはしっかりと守りを築くことが、長期的に安定した投資を行うための土台になると実感しています。
今後意識していくディフェンシブ銘柄
今回の経験を活かし、今後は以下のようなディフェンシブ銘柄を中心にポートフォリオを組み立てていく予定です。
電力株(関西電力など)
医薬品株(武田薬品など)
商社株(三菱商事、住友商事など)
これらの銘柄は安定した業績と配当が期待でき、長期保有に適していると考えています。
相場の状況を見ながら、慎重に買い増していく方針です。
4月の投資方針まとめ
2025年4月の相場急落は、投資における「守り」の重要性を改めて気づかせてくれました。
ディフェンシブ銘柄をしっかり組み込むことで、下落局面でも冷静に投資を続けることができます。
今後は、「迷ったらまずディフェンシブ」を意識しつつ、攻めと守りのバランスを取りながら安定したポートフォリオを築いていきたいと考えています。
焦らず、淡々と。これが今の私の投資スタンスです。
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