INPEX株と原油価格・円安の関係を徹底解説!株価が動く仕組みと注意点をわかりやすく解説

2025年5月

INPEX(1605)を1株購入


🗓 購入日:2025年5月1日
📌 銘柄:INPEX(1605)
💰 購入価格:1株 1,801円

💵 予想配当:1株あたり90円
💰 配当合計:90円×4=360円(4株)
🎁 株主優待:400株以上
🗓 権利確定月:6月、12月
📉 配当利回り:4.84%

セクター:鉱業
景気影響:景気敏感株

資源価格とINPEX株の超密接な関係


INPEX総合エネルギー開発会社であり、売上のほとんどが「原油と天然ガスの販売」によるもの。
つまり、資源価格が上がれば利益が爆増するし、下がればガクンと落ち込みます。

じゃあ何を見ればいいの?って話ですが、今回は2つの指標についてお話します。

1. WTI原油価格


WTI原油先物価格は、世界中の原油価格の指標みたいな存在。

WTIとは?

WTIとは「ウエスト・テキサス・インターミディエイト」の略です。
簡単に言うと、アメリカ・テキサス州西部で産出される中程度の質の原油を指します。

わかりやすく言うと、

West Texas → テキサス州西部の地域
Intermediate → 中くらいのグレード(品質の良さと軽さ)

という意味になります。

この原油は硫黄分が少なく(スイート原油と呼ばれています)、比較的軽く、ガソリンや軽油などに精製しやすいのが特徴です。
そのため、世界で最も取引されている代表的な原油になっています。

他の指標原油との違いも知っておきましょう

WTI以外にも、原油には地域ごとに指標があります。

たとえば、
・ブレント原油(北海産、ヨーロッパ基準)
・ドバイ原油(中東産、アジア基準)

などです。

ただし、WTIは流動性が高く、市場価格の安定感もあるため、世界中で特に注目される原油となっています。

INPEX株とWTIは特に関係が深いです

INPEXのような日本のエネルギー企業にとって、WTIはとても重要な存在です。

理由はシンプルで、WTIが上昇するとINPEXの販売価格が上がり、利益が増えるからです。
反対にWTIが下がると利益が圧迫され、株価も弱含むケースが多くなります。

このように、WTIの価格はINPEX株の値動きを読むうえで欠かせない指標になっているのです。
INPEXの収益は直接ブレント原油なども関係するけど、WTIの動きはほぼ間接的に株価に影響します。

例えば
・WTIが1バレル70ドルを切る → 「利益圧迫」と見られ株価は弱含み
・WTIが1バレル80ドル超 → 「増益期待」で株価は強含み
※2025年、5月現在

このように、70〜80ドルの攻防はかなり意識されるライン。
実際、INPEXの株価もこのレンジで大きく反応する傾向があります。

2. 天然ガス価格


原油だけじゃなく、
INPEXはLNG(液化天然ガス)事業も大きく、こちらも超重要。

LNG価格は地域によって異なるが、最近は
・欧州(TTF)
・アジア(JKM)

この2つがよく見られます。特に冬場は需要増(寒い=暖房需要)で価格が跳ね上がりやすい。
つまり冬はLNG価格=INPEXの株価が上がりやすい季節要因もあるわけです。

プラスα:OPEC+と地政学リスク

ここも超見逃せない。
・OPEC+が減産 → 原油価格は上がりやすい → INPEXに追い風
・中東で紛争 → 供給不安 → 原油価格が上昇 → INPEXに追い風

逆に
・OPEC+が増産or減産見送り → 原油価格が低迷 → INPEXは逆風

なので、OPEC+の会合前後や中東のニュースは株価を揺さぶるファクターになります。

為替相場(円安・円高)もINPEX株に影響を与えます


原油は基本的にドル建てで取引されています。
そのため、為替相場もINPEXの株価に少なからず影響を与えています。

一般的には、

円安になると、ドル建ての売上が円換算で増えるため、INPEXの利益が増えやすく株価もプラス要因になります。
円高になると、逆に円換算の売上が減るため、利益が圧迫され株価にはマイナス要因となります。

このように、原油価格と合わせて為替相場の動きもINPEX株の値動きを決める重要なポイントと言えるでしょう。

とはいえ、相場はいつも教科書通りには動きません


ここまで見てきたように、WTI原油価格や為替相場はINPEX株に大きな影響を与える重要な指標です。
しかし、実際の相場ではこれらの条件がそろっていても、必ずしも株価がその通りに動くとは限りません。

たとえば、原油価格が上昇していても、世界経済の先行き不安や株式市場全体のリスクオフムードが強まっていると、エネルギー株も売られることがあります。
また、円安が進んでいる局面でも、利益確定の売りや予想外の悪材料などによって株価が下がることも珍しくありません。

このように、INPEX株を見るときは原油価格や為替相場だけでなく、相場全体の流れや投資家心理なども合わせて考えることが大切です。

だから、投資って難しいんだよね。

INPEXのまとめ


INPEX株は、WTI原油価格や天然ガス価格、そして為替相場の影響を大きく受ける銘柄です。
原油やガスの価格が上昇すれば業績にも追い風となり、株価も上昇しやすくなります。
また、円安も利益面でプラスに働くため、基本的には株価にとって好材料になります。

ただし、相場は必ずしも教科書通りには動きません。
原油が高くても、相場全体がリスクオフになればエネルギー株も売られることがあります。
また、円安が進んでいるのに株価が下がる場面も実際に起こります。

だからこそINPEX株を見るときは、
「原油×為替×相場のムード」
この3つをバランスよくチェックすることがとても大切です。

高配当という魅力に加え、資源価格の動向を読む面白さもあるINPEX。
今後も原油市況や世界の動きに注目しながら、上手に付き合っていきましょう。


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